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東芝 新たな戦略 イギリスで原発の会社を買収に乗り出す!? [気になる原発のこと]

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日本の原発大手の東芝がイギリスの原発事業運営会社を
買収することになったそう。

イギリスでは新たな原発を作る予定で大型原発の
2、3基分の電力がまかなわれる見通しとのこと。

日本国内での原発新設は、福島原発の事故の影響で
難しいとの見方が強まり、ヨーロッパやアジアを
視点に入れた原発事業を展開するようです。

個人的には外国と言ってもこれ以上原発は
作って欲しくないというのが本音です。


原発は永久に使えるものではなく、30年や40年とかで
廃炉にしなければならないものです。

作る技術は進歩しているかもしれませんが
まだ廃炉の経験のない日本では、廃炉の技術を
確立できていないのが現状です。

必ず廃炉にしなければならないのに廃炉にできない
というのが原発の本音です。

廃炉にするためにどれくらいの費用がかかるか
本当のところは分かっておらず、その費用も
プールできていません。

原発を作れば電気料金から建設費用や維持費用などは
まかなえますが、廃炉費用にまでは考えていないのが
実状でしょう。

そんな中で原発の新設を続けていたらどうなるでしょうか?

ドイツでは3・11以降、原発の危険性を重く見て
原発の全廃を決めています。

廃炉事業も進んでいて色々な問題もありますが
なんとか軌道に乗り始めているようです。

そこでは原発1基を廃炉にするための費用が
2000億円とも言われています。

実際は少なすぎる数字ではないかとは思います。

原発で使われていた資材などは、一定の放射線量の
基準を下回れば加工されて海外などに売られているといいます。

もしかしたら私たちも知らずに低線量の放射性物質を
知らずに使っているのかもしれません。

そうやって厳密に言えば放射性物質にもかかわらず
お金に変えて廃炉費用を削減しているのだと思います。

そういう努力をしてでも莫大な予算がかかってしまう廃炉事業。

日本には54基あると言われている原発は、安く見積もっても
10兆円以上はかかるのではないかと思います。

廃炉はこれくらいとしても、さらに高濃度の放射性廃棄物の
保管にも莫大なお金がかかります。

これらは捨てる場所もなく、どこか安全な場所に
安全な方法で保管をするしか現時点で方法はありません。

といってもそんな場所も方法もないのが実情ですが・・・。

さてこのような原発を日本では作れないからといって
外国で新たに展開して行ってもいいものでしょうか。

原爆で被爆被ばくし、原発で被ばくした痛みをもつ日本は
このままで本当にいいのでしょうか。

このとてつもない計り知れない痛みを
国外に輸出してもいいのでしょうか。

どんなに他人事、無関心にしても、自らの行った行為は
自らに必ず帰ってくるものです。

それは必ず背負わなければならない宿命なのです。

東芝さんもそのことをしっかりと受け止めて
事業を進めてもらいたいと思います。

個人的には廃炉の事業を立ち上げて、安全な廃炉技術を
確立して頂ければ、素晴らしい会社だと思います。

作るだけ作って、あとは知らないよというような
無責任な会社はこれからは生存は難しい時代になります。

なぜなら、地球はそんなに我慢強くはないからです。





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