北海道の毛ガニは６月が旬！ 毛ガニの思い出

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この時期の北海道と言えば毛ガニが美味しいですね。

北海道の毛ガニの旬と言えば６月だと思います。

私は山の中で生まれ育ち海はほとんど見たことがなく、取れ立ての魚介類も食べたことがありませんでした。

子供の頃から食べなれていた魚と言えば、しょっぱいシャケにホッケの開き、塩サンマくらいですね。

毛ガニなんてどこにもみあたりません。毛ガニの存在すらも知らなかったと言えるでしょう。

毛ガニを初めて見たのは小学校の高学年ころだったと思います。

その印象はというと「なんじゃこりゃ、どでかいクモか？」って感じです。

なんともグロテスクで気持ちが悪いものでした。

しかも足をバキッと折り、頭の甲羅をバリバリ剥がして中にある脳みそを食らうというのですから、驚きと気持ち悪さの連続でした。

なんで大人はこんな気持ち悪いものを美味いなんて平気で食えるのか分かりませんでした。

ましてや生臭い匂いに吐き気が・・・。


そんな私が毛ガニを食べれるようになったのは３０才近くなった頃です。

仕事での知り合いに長万部の漁港に知り合いがいるという人がいて、一緒に毛ガニを買ってくることになりました。

「新鮮な毛ガニは美味いんだぞ」と言われてしぶしぶついていきました。

朝早く起きて長万部の漁港へ行き、毛ガニを買って帰って来て、すぐに鍋で茹で上げました。

そしておそるおそる足をもいで食べてみると、何と今まで味わったことの無いものすごい美味しさにビックリしました。

毛ガニってこんなに美味いものだったんだということを初めて知りました。


それから毛ガニは食べれるようにはなりましたが、やっぱり新鮮なものでないと食べたくないですね。

匂いがきついし、そのわりに味がしないので食べたくないですね。


あの時から何回かは美味しい毛ガニが食べれましたが、それ以降は食べたことがありません。


いろいろ食べてはみたもののあの時味わった美味しさには出会えず、もうほとんど食べなくなっています。


いつもこの時期になると思い出しては生唾を飲んでいる私でした。


ちなみに日高の毛ガニも超美味いらしいという話を聞きます。

これは地元でも知ってる人は少ないそうですね。

これらの美味しい毛ガニのほとんどは東京の高級料亭にでも行ってるんでしょうね。


毛ガニ１パイ３万円くらいはしてそうですね。

そんな毛ガニを食べれる人がうらやましいです。



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