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ヤマダ電機 赤字転落に思う [日々のニュースから想うことなど]

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大手家電量販店のヤマダ電機がいよいよ赤字に転落したらしい。

地デジバブルが過ぎ売上不振に喘いでいたヤマダ電機は食品や雑貨、さらには住宅関連の販売にも手を伸ばしていた。

ヤマダ電機は自らの本分を忘れて他の業種にも手を出した結果、本来の家電販売への新たな取り組みが疎かになったように思われる。

日本各地に大型店舗展開を繰り返し、一躍業界トップに躍り出たまではよかった。

波に乗じて急成長をしすぎると、中身、質が伴わずに栄枯盛衰の理のままに滅んでゆくことは必至。

生者必滅でもある。

ヤマダ電機も大型店を作りすぎたために、売り上げが低迷すれば維持管理ができなくなる。

どんなテコ入れをしようとも付け焼刃に過ぎずすぐにだめになり、あっという間に破綻してしまうことだろう。

来年の春に消費税が導入されればその引き金になるのかもしれない。

私も昔は家電業界にいた人間。

いつも家電量販店に行っては状況を確認してくる。

今、勢いのあるのはケーズデンキだ。

行ってみてわかるのは、店員の質の良さだ。

社員教育の差がここに出るのだと思われる。

ヤマダ電機は昔ながらのやり方で家電メーカーを利用した経費節約術を使っていた。

それができなくなり衰退していったこともうかがえる。

21世紀に真に生き残る会社には社員を会社の宝として大切に育てる風土が必要なのだ。

社員は店舗のある地域から採用し、一人の人間として育ててゆくことで地域に貢献し、さらには地域の信頼も得られ離れることのないファンを生み出すことができるのだ。

その地域で得られた利益は、その地域に還元する。

それが循環の法則で永遠に繁栄することができる法則なのだ。

その地域から求人する理由はその地域のお客様だからだ。

社員になってこの会社は素晴らしい会社だとわかれば家族や友達に宣伝するだろう。

自信をもって買いに来てと言える。

そんな会社がこれからは生き残るし反映してゆくだろう。

これまでみたいなねずみ講のようなシステムで地域から吸い上げるだけのような会社は必ず衰退してゆくことを肝に命じてほしいものだ。

私がいた家電量販店も21世紀になって倒産した。

外から見ていると理由がよくわかるが、中にいれば盲目だということだ。

社長の意識が会社を繁栄させるし破綻もさせる。

社長は自らの心を反省しなければ必ず倒産する。

ヤマダ電機であっても例外は認められない。

まずは社長が変わってください。

大切な宝、社員のために。

社員の可能性をつぶす社長に未来はない。

それはすべての会社に言えることだ。

私から一つだけヤマダ電機に提案をさせていただく。

ヤマダ電機はテックランドを掲げた。

だったら家電のテーマパークを目指すことだ。

家電は本当はこんなに面白い素敵なものだということをテックランドに来てもらって感じることができる新しい体感のテーマパークだ。

ただ商品をたくさん並べてもほとんどの人はその本当の良さ面白さ使い道がわからないものだ。

専門家だからこその視点でそれを伝えればいいだけなのだ。

家電が好きで家電を知る尽くした人がスタッフとしてかかわることでお客様が楽しみながら学び家電を買って帰る。

そして家庭の生活の中でその家電をフルに活用する。

家族もその家電によって幸せに暮らせるという、幸せの伝播だ。

意味が分からなければ北海道旭川市の旭山動物園の再生の物語を知ることだ。

ここに再生の秘密が隠されている。








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